「転勤や就職で、会社の名義(法人契約)でお部屋を借りることになった!個人契約と手続きはどう違うの?」
企業の社宅や家賃補助制度を利用して、会社名義で賃貸マンションを借りる**「法人契約」**。個人の契約と基本の流れは似ていますが、**「会社(総務・人事)の承認が必要」「集める必要書類が多い」「郵送での書類やり取りが発生する」**など、法人ならではのポイントがいくつかあります。事前に全体の流れを把握しておかないと、「入居希望日に間に合わない…!」ということにもなりかねません。今回は、**【法人契約の基本5ステップ、準備すべき必要書類、そしてスムーズに契約を終えるための注意点】**を業界歴10年のプロが徹底解説します!
1. 【事前確認】お部屋探しの前に!「社宅規定(上限家賃・面積)」をチェック
お部屋探しを始める前に、必ず自社の**「社宅規定(住居手当規定)」**を総務や人事担当者へ確認しておきましょう!規定に合わない物件を選んでしまうと、せっかく気に入ったお部屋が見つかっても会社の承認が下りず、一から探し直しになってしまいます。
📋 お部屋探し前に確認すべき主な社宅規定ポイント
- 家賃・共益費の上限金額:(例:共益費込みで月額8万円まで など)
- 間取り・専有面積の制限:(例:単身者は1K・30㎡以内、2人入居は2LDKまで など)
- 契約形態・保証会社の制限:(例:定期借家契約は不可、連帯保証人必須 など)
- 指定エリア・駅距離:(例:勤務先から電車で40分以内、最寄り駅徒歩15分以内 など)
2. 【流れ】法人契約の基本5ステップ(物件決定〜カギ受け取り)
物件決定から入居(カギ受け取り)までの標準的な5つのステップです。
STEP 1:物件決定・入居申し込み(申込書の提出)
住みたいお部屋が決まったら、入居申込書に「会社情報(会社名・所在地・代表者名・資本金等)」と「実際に住む入居者(社員様)の情報」を記入して不動産会社へ提出します。
STEP 2:入居審査(法人審査 + 社員様の身元審査)
貸主(管理会社・オーナー)や家賃保証会社による審査が行われます。会社の信用度(設立年数・資本金・売上など)と、実際に住む社員様の身元確認を行います。(※審査期間の目安:3〜7日程度)
STEP 3:必要書類の提出 & 重要事項説明(IT重説)
審査通過後、会社側の公的書類(登記簿謄本や印鑑証明書)と社員様の身分証等を提出します。宅建士から会社担当者(または入居者様)へ契約内容の重要事項説明をオンライン等で行います。
STEP 4:契約書の取り交わし(郵送送付)& 初期費用のお振込み
法人の実印(代表者印)を押印するため、契約書類一式を会社の総務宛てに郵送して署名捺印を行います。並行して会社名義の指定口座から初期費用(敷金・礼金・前家賃等)が振り込まれます。
STEP 5:契約開始(カギの受け取り・ご入居)
契約開始日(または前日)に不動産会社の店舗にて鍵をお受け取りいただき、無事に新生活スタートとなります!
3. 【必要書類一覧表】会社側と入居者(社員)側で準備するもの
法人契約では個人契約よりも提出書類が多くなります。事前に準備しておくと手続きが非常にスムーズです。
| 準備する立場 | 必要な提出書類 | 発行場所・備考 |
|---|---|---|
| 🏢 会社(法人)側 | 履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本) | 法務局(発行から3ヶ月以内) |
| 印鑑証明書(法人実印用) | 法務局(発行から3ヶ月以内) | |
| 会社概要(パンフレット等) | 自社パンフまたはHPの印刷でも可 | |
| 直近の決算書(貸借対照表・損益計算書) | ※上場企業等の場合は免除されるケースあり | |
| 👤 入居者(社員様)側 | 身分証明書のコピー | 運転免許証・マイナンバーカード等 |
| 社員証のコピー または 在職証明書 | 社名・勤務先が確認できるもの | |
| 住民票(マイナンバー記載なし) | 市区町村役所(発行から3ヶ月以内) |
【プロの裏側】業界歴10年が教える!法人契約でスケジュールを遅らせないためのコツ
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書類郵送のロスタイムを見越して「入居希望日の3週間〜1ヶ月前」から動く:
法人契約は「会社への書類郵送」「総務での捺印・決済手続き」が入るため、個人契約(約1〜2週間)よりも時間がかかります。引っ越し希望日の最低3週間前には申し込みを完了させましょう。 -
申し込みと同時に「会社の登記簿謄本・印鑑証明書」の手配を総務へ依頼する:
一番時間がかかりやすいのが会社側の公的書類の発行です。物件が決まった段階で、すぐに総務担当者へ書類の発行・郵送を依頼するのがスムーズに進める一番の秘訣です。 -
社宅代行会社(日本社宅サービスやRelo Vacations等)が入るか事前に伝える:
大手企業の場合、間に社宅代行会社が入るケースが多いです。不動産会社に最初から「社宅代行を通します」と伝えておくと、専用フォーマットでのやり取りがスムーズになります!
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👨💼 【執筆サポート】上野 幸喜(うえの こうき)/ 住まらぼ研究員
賃貸業界歴10年。大阪エリアを中心に単身社会人・同棲カップル・学生様のお部屋探しを担当。「後悔のない部屋探し」をモットーにリアルな現場情報をお届けしています。


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